サッカー王国ブラジル大好きなhisaoです！
ブラジルといえばまずサッカーでしょ！？次にコーヒー、サンバ、最後にレアル？
地球儀で見ると日本の丁度裏側って小学校の時習いましたよね？
そんな南米1の大国ブラジルの通貨レアル建ての債券が日本では結構人気で調べてみると申し込み開始から完売までが早いみたいなんです。
証券会社や銀行では年利5％前後の金利になっていて、とても魅力的に見えますよね！
「退職金を是非！！ブラジルレアル建て債券で儲かりますよ」なんて誘われたりしてないでしょうか？
人気のブラジルレアル建ての債券、実は手数料がめちゃくちゃ高いんですよ！
それだったらFXだったらどうなの？という事で今回はブラジルレアル投資について考えてみました。
ブラジルの基本情報
まずブラジルの基本情報を。
ブラジルの概要
ブラジルは、南アメリカに位置する連邦共和制国家。首都はブラジリア。
南米大陸で最大の面積を占め大河アマゾンと広大な熱帯雨林、サッカー大国で中南米最多の人口と経済規模を誇ります。
| 正式名称 | Federative Republic of Brazil |
| 首都 | ブラジリア（行政府） |
| 面積 | 約851万km² |
| 人口 | 約2億768万人 (2014年推定) |
| 政治体制 共和制 | 通貨単位 レアル |
| 主要言語 | ポルトガル語 |
ブラジルレアルの特徴
資源国通貨である
ブラジルレアルも南アフリカランドと似ており、新興国通貨、資源国通貨としてボラティリティが高く、資源国としての特性から、資源の価格が下落すると通貨も比例して下落しやすくなります。
最大の貿易相手はブラジルも中国となっています。
輸出品目としては輸送機器、鉄鉱石、大豆、履物、コーヒー、自動車などです。
また、ブラジルはバイオエタノールの世界市場において、占める割合は7割以上だそうです。
金利が高い
ブラジルレアルは非常に金利の高い通貨です。
ブラジルの政策金利はつい最近下がって過去最低の5%です。（2019年11月）
それでも日本のおよそ50倍！！
2015年は13％前後ありました。
国内情勢は不安定
2019年3月にはテメル前大統領がリオデジャネイロの原子力発電所建設などで１８億レアル（４億７２００万ドル）の賄賂などを受け取った「犯罪組織」を指揮していた等、汚職の疑いで逮捕されたり、ルーラ元大統領も汚職で逮捕されてたり、政治家や大統領の汚職スキャンダルが多い国です。
2015年に起きたブラジルレアルの急激な下落の原因も大規模な汚職問題にあるとされています。
ブラジルレアルもカントリーリスクの高い通貨であることがわかります。
人気のブラジルレアル建ての債券
2019年1月ごろまで楽天証券で年利7％とかで販売されて結構人気だったようですね。
現在は下の画像HS証券で3.588％と結構下がりましたが、まだまだ日本国籍よりは高いですね。
しかし、長期の投資先としてブラジルレアルを選ぶ場合は、手数料が高い外貨預金や債券を買うより少しづつドルコスト平均法でFXで積立てる方が断然私はいいと思います。
ブラジルレアルの為替レート
ブラジルレアル円の為替レートですが、現在1レアル約27円前後です。
長期的に見ると下落傾向にあります。下記がチャートになります。
Investing.com 日本 によって機能された外国為替チャート。
スワップポイントは1万通貨の保有で1日平均が20円前後になってます。
外資建ての債券は手数料が高すぎる
金利の高いレアル建て債券は非常に魅力的な投資対象ですが、手数料が結構かかります。
ブラジルレアル建て債券の場合、1万レアル（現在のレートで約27万円）購入する時に約1.5万円が手数料としてかかってきます。
さらに売る時にも同様の手数料がかかります。
それに比べるとFXのスプレッド（手数料）は0.2円程度です。スプレッドは広がる事もありますが、1万レアルに対して約2,000円程度になります。
そして債券が償還を迎えた場合は税金が発生します。
最後に
レアル建ての債券が人気と知り調べてみましたが、手数料がめちゃくちゃ高い事を知りました。FXの10倍以上です。
レアル建ての債券買うならFXでレバレッジを1倍にして積立の方が良いかと思います。
ブラジルの国債格付けはムーディーズ「Ba2」、S&Pで「BB-」どちらも南アフリカより上ですが非投資適格級にあります。
2019年11月現在、国内のFXでブラジルレアルを扱っているのはSBI証券のFX「SBI FXα」とIG証券の2つしかありませんが、今後はブラジルレアルを取り扱うFX業者は増えてくるのではないでしょうか。
私は今のところ辞めときますが...
