こんにちはhisaoです!
FXでスワップポイントを狙った投資を聞いたことがありますか?
スワップポイントとは一言で説明すると金利の事です。
例えば、100万円を1万米ドルに交換、アメリカの銀行に預金できたとします(1ドル=100円で計算)
すると1万米ドルを預金したので、円と米ドルの差額分の金利が毎日貰えるという事です。
FXは外資の交換という取引になるため、正確には金利と少し異なります。
今回はスワップポイントについて詳しく説明していきます。

私は南アフリカランドでスワップポイントを狙った積立購入を実践しています。
スワップポイントとは
はじめに少し説明しましたが、スワップポイントとは、『通貨ペアの2つの国の通貨の金利差』の事をスワップポイントといいます。
このスワップポイントはFX会社によってそれぞれ異なります。
上記のように南アフリカランドの通貨を買い、日本円を売るという取引を行った場合に南アフリカランドを持ち続けた期間分、2国間の政策金利の差額分を受け取ることができます。
この2国間の政策金利の差からうまれる利益のことをスワップポイントといいます。
スワップポイントは低金利の通貨を売って高金利の通貨を購入すると、保有している限りスワップポイントが毎日発生するのです。
日本は超低金利通貨なので、日本円を売って外資を買うとほとんどの通貨でスワップポイントが得られます。
スワップポイントは逆に支払いも発生する

スワップポイントは先に挙げたように受け取ることと、逆に支払いが発生する場合があります。
スワップポイントの支払いが発生するケースには2パターンあります。
買う通貨の金利が売る通貨の金利より低ければスワップポイントの支払いが発生します。
また、南アフリカランドを買い(ロング)ではなく売り(ショート)でのエントリーをして保有するとスワップの支払いが発生します。
仮にレバレッジをかけたら、支払うスワップもより大きくなるので注意が必要です。
どの国の通貨にも政策金利は存在するので、ポジションを翌日に持ち越した際にはスワップが発生します。
マイナススワップの支払いの場合は口座から毎日お金が差し引かれていくので、長期保有する場合は注意が必要です。
スワップポイントのメリット
スワップポイントは毎日の金利分を受け取れるという最大のメリットがあります。
分かりやすく言うと銀行に預けたときに発生する金利と同じです。日本の銀行は超低金利ですが、一応毎日金利が発生してますよね。
スワップポイントもそれと同じで、プラスのスワップポイントであれば毎日利益を確保することができます。
利回りの良いスワップポイントを得るためには
高金利の通貨をたくさん取り扱っている証券会社を選択するのも1つの手です。
ヒロセ通商 の2020年1月の高金利国のスワップポイントは以下のようになっています。
※1 このスワップポイントに関して、10Lot(10,000通貨)当たり[南アランド/円は100Lot(100,000通貨)当たり、メキシコペソ/円は10Lot(100,000通貨)当たり]のスワップポイント
トルコリラの政策金利が大幅に引き下げられましたが、まだまだ高金利通貨と言えるでしょう。
南アフリカランドを1年間365日運用した場合は?
仮に南アフリカランド/円を10万通貨を1年間保有すると150円×365日=54,750円となります。
経過日数 | 計算式 | スワップポイント |
---|---|---|
1日 | 1日×150円 | 150円 |
1ヶ月 | 30日×150円 | 4,500円 |
3ヶ月 | 90日×150円 | 13,500円 |
6ヶ月 | 180日×150円 | 27,000円 |
1年 | 365日×150円 | 54,750円 |
ヒロセ通商で10万南アフリカランドを保有する場合の最低証拠金は30,000円になります。
しかしこの場合ではロスカットの危険がありますので、レバレッジはなるべく抑えた方が安全にスワップポイントを得られます。
スワップポイントのデメリット注意点リスクも抑えておきましょう!
投資には必ずリスクがあります。スワップポイントにはメリットもありますが、デメリットもあります。
新興国通貨は値動きが激しい
特に高金利の新興国通貨、南アフリカランド等は値動きが激しいのが特徴です。
大きな為替差益も期待できますが、半面大きな為替差損を被るリスクもあります。
資源国通貨や新興国通貨は、政策金利も高いですが通貨の値動きも激しいのでスワップポイントの利益よりも為替差損を被る可能性もあります。
また強制ロスカットされてしまうと、大きな損失を被ることになります。
政策金利が下がる可能性もある
スワップポイントは『通貨ペアの2つの国の通貨の金利差』この2国間の政策金利の差からうまれる利益の為、政策金利が下がればスワップポイントも小さくなりますよね。
高金利通貨の国は経済が安定していないのがほとんどですので、政策金利の変動もあります。
近年の南アフリカランドは比較的安定していますが、トルコリラは結構変動が激しいです。
データ期間 | トルコリラ政策金利 |
---|---|
2019年11月 | 14.00% |
2019年10月 | 14.00% |
2019年09月 | 16.50% |
2019年07月 | 19.75% |
2019年06月 | 24.00% |
2019年04月 | 24.00% |
2019年03月 | 24.00% |
2019年01月 | 24.00% |
2018年12月 | 24.00% |
2018年10月 | 24.00% |
2018年09月 | 24.00% |
2018年07月 | 17.75% |
2018年06月 | 17.75% |
2018年05月 | 16.50% |
2018年04月 | 8.00% |
2018年03月 | 8.00% |
2018年01月 | 8.00% |
今までが異常に高かった気もしますが、資源国通貨でもある南アフリカランドとは違いトルコは政策金利を上げて資金を呼び寄せざるを得ない状況が続いているのです。
しかし、トルコの黒海油田には100億バレルが眠っているらしいです。
当日のポジション決済だとスワップポイントは得られない
デイトレード等で当日にポジションを決済するとスワップポイントはつきません。
スワップポイントはポジションを保有したまま、ニューヨーククローズ(午前7時・夏時間6時)をまたぎロールオーバーのタイミングで付与される仕組みです。
ですので当日にポジションを決済した場合にはスワップポイントは発生しないのです。
正確にはFX会社によって多少の差はあります。
こつこつ貯めるスワップポイントおすすめの通貨
当ブログは少額での資産運用をメインにしていますので、少額からでもスワップポイント狙いの投資ができる「南アフリカランド/円」をおすすめします!
南アフリカランドのレートが安い
南アフリカランドの現在のレートは非常に安く、南アフリカランド円の為替レートは、2019年11月22日時点で、7.3円程の推移になっています。
1万通貨単位で取引した場合、レバレッジをかけない状態でも、必要となる証拠金は7.3万円程度となります。
仮に25倍のレバレッジをかけた場合、2,900円程の証拠金で済んでしまいます。そのため、南アフリカランドは少額投資には、非常に魅力的な通貨であると言えます。
ただしスワップ投資においては長期の運用を前提にしますのでレバレッジは1~3倍程度にしロスカットされないように安全な資金管理をしましょう。