現在、ローコストファンドシリーズの一番人気を突っ走るのが三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slim(イーマクシス スリム)シリーズです。
私も、そろそろ会社の地銀担当さんを見捨てて乗り換えを本気で検討してました。
そして先週ですよ、元祖低コストファンドシリーズの「たわらノーロード」が遂に信託報酬の値下げに踏み切りました!!
もはや、他社はeMAXIS Slim(イーマクシス スリム)に対抗できないんじゃないかと思っていましたがやってくれました。
今回は「たわらノーロード」アセットマネジメントOne の本気度を感じた発表でした。
今回の信託報酬値下げで「たわらノーロード先進国株式」と「eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)先進国株式」どっちがより良いのかコスト面で比べてみました。
たわらノーロード先進国株式・バランス型(8資産均等型)の信託報酬
今回の値下げで以下の様になりました。
たわらノーロード先進国株式の信託報酬
委託会社 0.09% → 0.0299%
販売会社 0.09% → 0.05%
たわらノーロードバランスの信託報酬
委託会社 0.10% → 0.05%
販売会社 0.10% → 0.07%
上記の様にたわらノーロードシリーズの2つのファンドが信託報酬の値下げをしました。
「たわらノーロード先進国株式」の信託報酬は、一気に今までの半分になりました。
さらに、「たわらノーロード先進国株式」の委託会社の報酬が0.09%から0.0299%へと3分の1以下になっています。
売り上げが3分の1になっても信託報酬を下げるべきと判断したという事ですね。凄いです。
たわらノーロード先進国株式・バランス型が信託報酬の値下げでeMAXIS Slimとどっちが安くなった?
たわらノーロード先進国株式とeMAXIS Slim先進国株式
これまで、たわらノーロード先進国株式の信託報酬は年間0.2%(税別)でした。
それに対してeMAXIS Slim先進国株式の信託報酬は年間0.0999%(税別)です。
ファンド名 | eMAXIS Slim先進国株式 | たわらノーロード先進国株式 |
---|---|---|
信託報酬(税抜) | 0.0999% | 0.0999% |
たわらノーロードバランスとeMAXIS Slimバランス
たわらノーロードバランス(8資産均等型)の信託報酬は、2019年10月1日から、税抜0.22%から0.14%に引き下げられます。
たわらノーロード先進国株式よりも値下げ幅は少ないですが、たわらノーロードバランス(8資産均等型)も大幅の値下げになりました。
これにより、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)と同じ水準の信託報酬になります。
ファンド名 | eMAXIS Slimバランス | たわらノーロードバランス |
---|---|---|
信託報酬(税抜) | 0.14% | 0.14% |
たわらノーロード先進国株式とeMAXIS Slimの信託報酬以外のコストは?
信託報酬は同じ水準になりました、次にその他の費用を先進国株式で比べてみました。
信託報酬だけ下がっても他にかかるコストが高いのでは意味が有りませんよね。確認してみましょう。
実質コストは運用報告書からそれぞれ確認できます。
eMAXIS Slim先進国株式の信託報酬以外のコスト
信託報酬は値下げ前の物です。
実質コスト 0.193%
その他のコスト 0.076% (上記画像のb.c.dの合計)
たわらノーロード先進国株式の信託報酬以外のコスト
たわらノーロードもこれまでの運用報告書(値下げ前)で確認します。
実質コスト 0.251%
その他のコスト 0.035% (上記画像のb.c.dの合計)
直近2回分の運用報告書を比べましたが同じ傾向にありました。
たわらノーロード先進国株式のその他のコストは非常に安く抑えられています。
たわらノーロード先進国株式は信託報酬の値下げでeMAXIS Slimとどっちがおすすめなの?
運用コストの少ない、たわらノーロード先進国株式を買った方がいいと思うのですが、
実際の値動きを見ると、eMAXIS Slim先進国株式の方が僅かにリターンが良いんです。
同じ指標をベンチマークにしてますが、微妙にちがうんですよね。
さらにeMAXIS Slimシリーズは、2019年7月8日に純資産残高500億円を突破しました。それに伴い、純資産残高500億円以上の部分について、現行の業界最低水準※(0.0999%(年率・税抜))をさらに下回る信託報酬率が適用となることについて発表しております。
さらに今後もeMAXIS Slimシリーズは信託報酬を下げるかもしれませんよね!
まとめ
今回はアセットマネジメントOneのリリースしているインデックスファンド「たわらノーロード」シリーズで先進国株式とバランス(8資産均等型)の信託報酬が引き下げられた事で、いままで信託報酬が最低だったeMAXIS Slimと比較してみました。
先進国株式についてはeMAXIS Slimの方が「受益者還元型の信託報酬率により、500億円以上の部分の信託報酬率が現在よりも下がる」という事で少し安くなるみたいです。
バランス(8資産均等型)については現段階ではたわらノーロードとeMAXIS Slimは同水準です。
たわらノーロードシリーズ(アセットマネジメントOne)の今回の取り組みはとても素晴らしいと思いますし、業界を活性化させてほしいです。今後も応援したく思いました。
何しろ私のつみたてNISA口座は「たわらノーロード」のみですから笑。